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留学ーちょいと腹落ちしたこと

アメリカに来て2週間が経ち、自分の中で腹落ちした考えを4つほどまとめたいと思う。

端的に言うと、カード、繋ぎ役、あの手この手、思考のクセ、この4つ。 

1つ目は、カードについて。カードは自分の強み、特技、趣味みたいなこと。日本にいる時は、そんなに頻繁に新しい人と会ってなくて、自らの無知さにそんなに意識していなかった。こっちに来て、必然的に毎日nice to meet uが頻繁に起こる環境にいると( もちろん学期の最初というのはあるが )、興味の矛先が全く違う人ばかりであって、自分は何を知ってて、何を知らないのか、自分は何が強くて、何が弱いのかということを意識せざるをえない。魅力的な人はそういうカードをたくさん持っていて、それを相手に対して見返りとかなしに差し出してあげられる人であると同時に、自分が知らないことに対して、変なプライドとかなく吸収できる人なんだろうなと。3日目くらいに会ったレバノン出身の大学院生は、恐ろしくコミュ力が高かく、すぐに人を集められるような人だったけど、彼のすごさはほとんどの話題に対して反応できるような知識と知らないことに対して、すごい!知りたい!みたいな強烈な興味を持てるところにあるんだろうなと感じた。

2つ目は、繋ぎ役に関して。人を繋げたり、巻き込んだりみたいな話。自分は人を繋げたり、巻き込んだりみたいなことがすごく苦手だと思っていたし、そう思っていたから、そんなにしなかった。日本にいる時に、バイトしていたスタートアップのCEO( 僕と同じ年)がすごい上手くて、自分もできる範囲でやってみようと思うようになって、こっちに来て、同じ日本からの留学生と現地で知り合った学生と繋げたり、自分の友達を自分が参加しているグループに誘ってみたりするようになった。今までだったら、1人で参加していた食事会とかイベントとかもなるべく他の人を誘うようにしている。別に何が変わるってわけでもないけど、それで他の人が今までなかった興味を持ったり、繋いだ人同士で楽しんでくれたり、して今までにはなかった感覚の嬉しさがあるなと。と同時に自分の無力さはすごい理解しているので、これから何をするにしてもそういう一種のスキルは必要だろうなと思っている。

3つ目のあの手この手。1つの目的を達成するために考えられる選択肢を出しておくことの重要性を感じている。めちゃくちゃ具体的な小さな例を挙げるなら、こっちに来て自分の奨学金の書類を提出しないといけない時があって、最初にここだと思ったところにメールしたら、「この系の書類はここじゃないよ。あこ( 省略)に行って。」と言われ、言われたことに向かったら、違うところを指定され、結局4つくらいたらい回しにされた結果、最初に行ったオフィスの別の担当者がサインしてくれて、かなり腹が立った。でも、同じ日本からの留学生も同じ体験をしている。考えてみると、自分は物事が上手くいくことを当たり前に考えすぎなんだろうなと思った。また、1つの目的達成のための手段を1つ、2つしか考えてないから、物事が上手く進まない時に、他人のせいにして腹がたってしまうんだろうなと感じる。あらゆる局面に対して、自分が考えられる選択肢をモレなく出して、これが上手くいかなかったら、これ、次はこれみたいな感じで、1回で上手くいったらラッキーくらいの心の持ちよう、余裕が大切なんだろうなと感じた。

4つ目は、思考のクセ。自分の無意識の思考のクセとかプライドをについて。これは日本にいる時から感じていて、少しずつ消して来たけど、生活している今までも感じることがあり、なくしていきたいなと思う。例えば、個人的に小さなグループの方がコミュニケーションを取りやすいから好んでいたけど、 大きいグループでもたくさんの人と話す機会があるとか盛り上がりが大きいとか色んな良い点があり、自分の思考のクセのせいだったんだなーと思った。頼みごととか交渉とかもそんなに好きじゃなかったけど、こっちに来てしないといけない機会があって、考えてみると、単に断られたり、上手くいかなかったりするのをびびってただけなんだろうなと。どんどん意識してこういう癖を探して、消していけばもっとより良い人生になるのではないかと考えている。

今まで頭の中にあったことを言語化して、結構整理できたけど、まだまだ頭の中に浮かんでいることはたくさんあって、これから言語化していけたらなと。