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哲学史での「尊厳」

哲学史に興味を持っているので、哲学史における「尊厳」というワードの変遷を見ていきたいと思う。

歴史的に見ると、「尊厳」という言葉は2種類ある。1つ目は、ヨーロッパ史における、身分、地位に結びいた概念としての「尊厳」である。具体的には、王の尊厳、聖書者の尊厳である。2つ目は、人権に結びついた「尊厳」である。人間に対して行っていいかどうかが基準となる。

次に哲学史における「尊厳」の具体的な変遷を見ていきたいと思う。

 

マルクス・トゥリウス・キケロ(106BC-43BC)

著書である「義務について」で、尊厳とは自己の義務を果たすことであると述べている。

3つの義務

・地位・身分に伴う義務

・職務に伴う義務

・人間としての義務(単なる動物とは異なる存在としての人間)

 

・ピコ・デラ・ミランドラ(1463-1493)

著書「人間の尊厳について」において、人間の尊厳は自由意思をもつ存在としての人間と定義している。

 

パスカル

著書「パンセ」において、人間の尊厳とは考える能力をもつことを人間の尊厳と定義した。

 

・カント

定言命法の公式の1つ

他人であれ自分であれ、人を単なる手段として扱うのではなく、常に目的自体として扱うべきであると述べた。

 

・スティーブン・ダウォール

「二人称的観点」で、人格の尊厳は互いに権利を主張しあう権威とした。

応答責任

説明責任

 

後々、それぞれ詳しく調べたいと思う。